こんにちはArennya(@Arennya129199)です!
今回はこちらの商品をレビューしていきます。
空想生物図鑑IV 祀宮龍
商品について
メーカー:スタジオソータ
発売時期:2023年12月
価格:500円(ガチャガチャ版)/1,100円(ボックストイ版)
全4種
待望の“空想生物図鑑”シリーズ4作目
祀宮龍(さいぐうろう)は作家・ムラマツアユミさんが手掛けるオリジナルデザインシリーズ“空想生物図鑑”の4作目となる待望の新作で、恐竜をモチーフに神社仏閣などに見られる彫刻・宮彫りを取り入れた姿は空想生物図鑑シリーズお馴染みの今までに見たことのない独特なものになっています。
空想生物図鑑シリーズⅢ 浪漫幻鳥のレビューはこちら
唯一無二のデザインの素晴らしさもさることながら祀宮龍はカプセルトイ商品全体で見ても珍しい全長約20cmの巨大サイズと空想生物図鑑シリーズ初のスタンドを用いない仕様となっており、まるで“ガチャガチャで買えるオブジェ”といった雰囲気を漂わせています。
ガチャガチャ版、ボックストイ版で異なる展開
祀宮龍はスタジオソータ商品お馴染みのボックストイ版でも同時に発売されており、こちらはガチャガチャ版とは異なる2色のカラーラインナップになっています。
価格はガチャガチャ版の倍以上となる1,100円ですが彩色処理など更にこだわりを感じる仕様となっており、このパターン化は先述の商品特性との相性の良さが感じられます。
実際に商品を見ていると更に大型・ハイクオリティ化した祀宮龍はどんな風になるのか…という気持ちになってくることもあり、今までのガチャガチャ商品とは少し違う楽しみ方にも期待できるでしょう。
ラインナップ
ガチャガチャ版
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・黒檜龍(こくかいろう)
・紅檜龍(べにかいろう)
・白欅龍(はくきょろう)
・白牙龍(はくがろう)
ボックストイ版
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・彩爛龍(さいらんろう)
・墨染龍(ぼくせんろう)
開封・組み立て
今回はガチャガチャ版・ボックストイ版それぞれ購入しましたので、順番に見ていきます。
ガチャガチャ版
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今回は1つ購入しました。
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こちらは黒檜龍(こくかいろう)ですね。
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パーツは19個で構成されています。
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腹部から組み立てていきます。
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波パーツを差し込んでいきます。
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反対側も同様に組み立てます。
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次に胴体に頭部と尻尾を接続していきます。
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作者であるムラマツアユミさんもX(Twitter)で言及されているため比較的起こりやすい事象と思われますが、頭部側のハマりが悪い場合は接続部を一部削るとしっかり入るようになります。
今回のキットは片側がしっかり入りますが、もう片方が浮いてしまう状況でしたので接続部の出っ張りが大きいと判断しカッターでほんの少しだけ削ったところ無事入りました。
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頭部・尻尾をセットしたら反対側の腹部で挟み込みます。
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このとき腹部の繋ぎ目がぴったり付けば大丈夫ということになります。
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続いては尻尾の先端とエフェクトを接続していきます。
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祀宮龍に可動部はないため、外す予定がなければすべて接着剤にて接着してしまっても問題ありません。
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各脚部にエフェクトを取り付けていきます。
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それぞれ対応するエフェクトがあるため、説明書や写真を参考にしていただければと思います。
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本体に脚部を取り付けていきます。
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ここまでくれば完成は間近ですね。
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最後は頭部と背中にエフェクトを取り付けます。
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よく見ると頭部・背中それぞれに穴があるので、装飾を差し込んでいきます。
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完成しました。
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永い時間止まることなく進み続けてきたかのような姿と今も進み続けているように後方へ流れるエフェクト。
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腹部の奥行感と立体感は特に素晴らしく、とてもパーツを1つ取り付けただけには見えません。
木材彫刻のような見た目の質感も良いですよね。
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足元の安定感が非常に良く、スタンドが不要なところもポイントです。
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先述の接合部の処理さえすれば組付も安定しており、この手の商品でありがちなパーツがポロポロ取れてしまう心配もありません。
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最近のガチャガチャ商品が凄すぎてカプセルからこのサイズの商品が出てくることにもあまり驚かなくなってきましたが、それにしたってこれは大きいですね。
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フィギュア商品は“どれだけ可動するか”に重きを置くことが多いものですが、祀宮龍はこうして見ていると一切可動しないところにも独特の魅力を感じます。
ボックストイ版
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ボックストイ版も同じく1つ購入しました。
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ボックスデザインだけで十分楽しめますね。
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こちらは彩色バージョンの彩爛龍(さいらんろう)が出ました。
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ガチャガチャ版の倍の価格とあり、彩色は細かい部分までこだわりを感じます。
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黒檜龍で見られた立体感のある腹部の波は何色も重ねられた彩色で更に立体感のあるものに。
また、周囲の松の色味やエフェクトの炎のようすも素晴らしいですね。
これは一体どんな工程で、どれだけ手間をかけて製作されているのか…。
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背中には一部金色のペイントが施されていますが、あえてなのか掠れている感じがより雰囲気を際立たせていますね。
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まとめ
今回はスタジオソータさんから2023年12月に発売の商品、
空想生物図鑑IV 祀宮龍(さいぐうろう)をレビューしました。
想像を軽く超える巨大サイズと腹部の造形・木材のような質感、そして全体の素晴らしいデザインはこれまでの空想生物図鑑シリーズやその他スタジオソータさん発のオリジナルデザイン商品から続く“ガチャガチャの域を超えるクオリティ”の更なる深化を感じるものになっていました。
空想生物図鑑の前作“浪漫幻鳥”は多数のカラーバリエーションが魅力のひとつでしたが、祀宮龍は今後どのような展開をしていくのかも楽しみなところですね。
また異なる価格帯でクオリティに変化を付けているところも面白く、作者であるムラマツアユミさんや作品への興味がガチャガチャ商品の枠を越えていくような(ガチャガチャ商品はあくまで入口である)感覚も他にはない魅力と感じました。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!
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