こんにちはArennya(@Arennya129199)です!
今回はこちらの商品をレビューしていきます。
プラネタリウム100周年記念 ZEISS プロジェクター&ミニチュアモデル
商品について
メーカー:タカラトミーアーツ
発売時期:2023年9月
価格:500円
全5種
プラネタリウム100周年記念商品
1923年にドイツで誕生し、現在日本では約300カ所と世界有数の設置数を誇るプラネタリウム。
2023年はそんなプラネタリウムが誕生してから100周年ということで、100年前に誕生した世界初のプラネタリウムであるカールツァイス社製の「カールツァイス1型(ZEISS MODEL I)」と、1937年に日本で最初に導入された「カールツァイス2型(ZEISS MODEL Ⅱ)」がミニチュア化されました。
なにかファンタジー要素を感じるようなミニチュア商品に相応しいデザインの両者ですが、「カールツァイス1型」はガチャガチャ商品には珍しい65個という多数のパーツによる精密な再現、「カールツァイス2型」は計4種のラインナップで星座を実際に投影できるプロジェクター機能付きとそれぞれ付加価値もあり、非常に魅力的な商品になっています。
組み立て難易度が相当高い
その独特なデザインもあってか、パーツ数の多い「カールツァイス1型」はもとより比較的シンプルな「カールツァイス2型」に関しても(ガチャガチャ商品としては)組み立て難易度が相当高くなっています。
説明書には簡単なパーツ配置の記載がありますがやや分かりづらく、公式サイト等にも特段の説明がないため部位によっては細かく確認をしながら組んでいく必要があります。
更に組み付けの安定感を得るために接着剤の使用が必須と感じる部位もあり、プラモデルが好きな方にとっては500円で十分楽しめる内容になっているのではないでしょうか。
また、開封・組み立てパートでは可能な限り詳細に組み立て方を紹介していますので、途方に暮れた方はぜひ参考になさってください。
ラインナップ・サイズ
ラインナップ
・ZEISS MODEL I (ミニチュアモデルキット)
・ZEISS MODEL Ⅱ(プロジェクターライト) はくちょう座
・ZEISS MODEL Ⅱ(プロジェクターライト) オリオン座
・ZEISS MODEL Ⅱ(プロジェクターライト) さそり座
・ZEISS MODEL Ⅱ(プロジェクターライト) 黄道赤道ライン
サイズ
ZEISS MODEL I 高さ9.3cm×幅8cm
ZEISS MODEL Ⅱ 最大高さ11cm×最大幅12.2cm
開封・組み立て
ZEISS MODEL I
まずは65個のパーツが売りのZEISS MODEL I から見ていきます。
購入時にパッと見てどちらが出たのか分かりづらいですが、カプセル内に厚めの円形パーツが見えるものがZEISS MODEL Iです。
ランナーがたくさん見え、まるでプラモデル商品の一部みたいですね。
展開するとこの多パーツ。ガチャガチャでこれは凄い。
投影球に取り付ける小パーツをすべて切り離していきます。
投影球には多数の穴が。
パーツの形状によって対応する穴のサイズが異なるので確認しながら差し込んでいきますが、時折スカスカの小パーツが出てきますのでここは接着剤の使用が必須になります。
全65パーツ中51パーツを使用しているだけあり、凄いデザインの投影球が完成しました。
続いてスタンド~接続基部を作っていきます。
左右のスタンドを組み合わせ、接続基部を乗せるように差し込みます。
接続基部裏側にウエイトを差し込みます。
次におそらく説明書や公式サイトを見てもいちばんよく分からない部分、投影球のカバーを取り付けていきます。ここも接着剤の使用が必須です。
写真の状態だと厳密には向きが逆になりますが、投影球カバーステーはこんなイメージで差し込みます。
カバーには3つの穴があり、それぞれのカバーステーが入るようになっています。
また、写真下側には接続基部にかかるツメもありますね。
全部同時にやっていくとステーが安定しないので、まず接続基部にツメをかけ、対角にあるステーを先に接着剤で固定すると安定して取付ができます。
横から見るとこんな感じになります。ここまで曖昧な造形のプラモデルはあまり見たことない気が。
最後に投影球を接続基部中心の穴に差し込み、反対側から投影筒部を接続していきます。
完成しました。
これはとんでもねえデザイン。この投影球の突起すべてがレンズなんだそう。
実際のカールツァイス1型にはもう少したくさんの突起(レンズ)が付いていたようで、それぞれ星や天の川、星座名などを投影していたようです。
更に実物には手前の筒に太陽系の惑星を投影する機構が入っていたようで、本物のカールツァイス1型もこのミニチュア商品も『全部再現してやるぜ』という感じが伝わってくるのがすごく良いですよね。
ZEISS MODEL Ⅱ
続いてはプロジェクター機能付きのZEISS MODEL Ⅱを組み立てていきます。
ZEISS MODEL Ⅰと比べると少ないながらも、こちらもそれなりのパーツ数があります。
パーツ数は16。ZEISS MODEL Ⅰの投影球の細かいパーツ数を差し引きしたらほぼ同じでした。
本体にはプロジェクター機能が内蔵されているため、レンズが確認できます。
機能はともかく、結果的に見た目もリアルになっているところが良いですよね。
デザインに溶け込んでいて分かりづらいですが、スイッチは本体横にあります。
ここもデザイン上の配慮なのか、押している間だけ点灯する仕組みです。
本体の上下を接続していきます。
こちらは本体上部に取り付けるレンズで、投影物のピント調整をする役割があります。
本体の模様に合わせて取り付けていきますが、少し差し込んでから回転して合わせようとするとそのままカチッと入ってしまうので最初に位置を決めていきます。
模様にぴったりきました。
更にレンズカバーとして先端球も取り付けていきます。プロジェクターとして遊んだ後はすぐ戻さないとどこかに無くしそうですね。
続いてリングギアの“受け”を取り付けていきます。
ランナーを切り離していきますが、パッと見るとどこまでパーツ部分か分かりづらいのでよく見ながら切断します。
“受け”は計4つ。差し込みの形状がそれぞれ違うので、ここもよく見ていきます。
本体側も口の形状が少し違っていることが分かります。
各パーツとも少し外れやすく、この後リングギアを入れていくため接着剤の使用が必須と感じました。
更に円形状のリングギア受けと側面部品を取り付けていきます。
個人的にはこのパーツをそれぞれどこに取り付けていくのかが一番悩み、説明書と公式サイトの画像を今世紀一番じゃないか、というぐらい眺めました。
直線状のパーツはスイッチ下に差し込みます。
上の写真と本体の向きが逆になりますが、直角の部品がレンズ側を下に向けた本体の左側、リングギア受けが右側に入ります。
そのままリングギアを取り付けていきます。
リングギアは模様がある方が上向きになります。
上から被せる形で、リングギア受けの溝にはめていきます。
ぴったり入り、これでリングギアは手で回転させられる状態になります。
次にスタンドを取り付けるための本体軸を取り付けていきますが、こちらはそれぞれ差し込み口の形状が異なるため比較的分かりやすいかと思います。
とは言いつつも、本体軸(左)はくぼみがある側が下向きで正解なのかは公式さん以外誰も分からないんですよね…。
本体軸(右)はシンプルな方が上向きで正解です。
本体軸が付きました。
最後に両側にスタンドを取り付けて完成です。
こちらもデザインが良すぎる。
実際はカプセル色で判断がつくようになっていますが、プロジェクターは“何が出るかな”状態です。
こちらははくちょう座でした。先端の半球部をすこしずつ動かすとピント調整が可能です。
まとめ
今回はタカラトミーアーツから2023年9月に発売の商品、
プラネタリウム100周年記念 ZEISS プロジェクター&ミニチュアモデル
をレビューしました。
ガチャガチャ商品としては個人的に過去一番の複雑さ、かつ説明書にも公式サイトにも完成後の写真しかないということで、製作難度は最高の商品でした。
また、当然公式さんに聞いてみないと分からないことですが、この2種のプラネタリウムの複雑な造形をガチャガチャ商品として再現しようという意気込みとか、それを実際に再現してしまう勢いみたいな部分が非常に熱く、面白く感じました。
500円ながら組み立てが長く楽しめる、完成後もディスプレイやプロジェクター投影で遊べるなど魅力的な要素がふんだんに詰まった商品ですので、気になった方は本記事もぜひ参考にしていただき、手に取ってみてください。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!
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