こんにちはArennya(@Arennya129199)です!
最近のガチャガチャ業界には精巧なミニチュア商品が多数あり毎度驚かされますが、その中でひとつのカテゴリーとして目にする機会が増えてきたなと感じているのが豆本商品です。
構造がシンプルゆえにミニチュア化したときの凄さが分かりやすく、最近は実用性まで持ち合わせている商品も出てきました。一方でたくさん集めてディスプレイするだけでも手軽に楽しめる豆本はガチャガチャとの相性が良く、結果として題材として扱われる機会が増えたのではないでしょうか。
というわけで今回は豆本(まめほん、まめぼん)の世界ということで最近購入したガチャガチャの豆本商品と、そもそも豆本って何?というところから調べてみましたので紹介していきます。
最近購入した豆本商品
まずは最近購入したガチャガチャ商品としての豆本について4商品を紹介します。
今回紹介する豆本商品はすべてここ1年以内に発売された比較的最近のもので、今後も面白い商品が増えていくのではないかと感じています。
まっぷる 豆本ガイドブック
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メーカー:ウルトラニュープランニング
発売時期:2023年8月(2023年12月再販)
価格:300円
全5種
この一冊あればざっくり旅ができそう&電子書籍版もダウンロード可能
有名旅行ガイドブック“まっぷる”の日本国内5都市最新版を豆本化した商品。細かい文字は読めませんが飲食店の店名ぐらいまでは普通に読めるため、この豆本があればそこそこの旅はできてしまいます。
また、背表紙にはQRコードが記載されており、読み込むとその豆本と全く同じ書籍の電子版が読める(※専用アプリが必要)オマケが付いています。完全版が読めてしまう以上無理に豆本で旅をする必要はありませんが、電子版を補助として使えば豆本がフル活用できるとも考えられます。
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こちらは福岡バージョン。2024年最新版です。
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ページ数そのままに小さくなっているため、ものすごく厚い本のように感じます。
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背表紙には電子書籍版を読むためのQRコード付き(画像は読み込めないようにしてあります)。
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小さい文字も拡大するとしっかり読めます。印字がつぶれないのが凄いですよね。
マニア豆本
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メーカー:ケンエレファント
企画・監修:合同会社 別視点
発売時期:2022年10月
価格:400円
全5種
“マニア”がテーマのディープすぎる豆本
合同会社 別視点が企画・監修を手掛け、ケンエレファントから発売された本商品は5種のラインナップすべてがマニアックな内容で構成されています。驚くことにその5種すべてが今回の企画で生まれた本となっており、フルサイズの本は存在しません。内容のマニアックさに“豆本しか存在しない”という別のマニアックさが重なっているような形で、シンプルな商品タイトルが良く似合うマニアの極致といった出来になっています。
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こちらは例の看板 「松田ペット」豆コレクション。著者は新稲ずなさんです。
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カバーを外すとシンプルな豆本になります。
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先述のとおり、豆本のために製作された書籍としては作りがしっかりしすぎていて驚きます。
その他看板の製作者へのインタビュー等も掲載されており、本当に意味がわからない(賞賛)。
豆ガシャ本 豆六法
メーカー:バンダイ
発売時期:2023年3月
価格:500円
全6種
辞書サイズの文字は豆本にしたらさすがに…読めた
バンダイの人気シリーズ“豆ガシャ本”、その中でも特に異質な存在感を放つのがこの豆六法です。
『俺、六法全書いつも持ち歩いてるんだ』とか言いながら鞄から取り出すだけのアイテムで終わっても十分面白い題材ですが、元々が辞書サイズの文字を更に小さくしているのにちゃんと読めてしまうところまで作り込むことによって『俺、この六法全書でいつも勉強してるんだ』まで言えるアイテムに達しています。
表紙や紙の質感も本物同然で、商品製作への熱量と遊び心の両方が感じられる商品です。
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写真だけだと本物に見えなくもないので隣に10円玉を。
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表紙の質感や箔押しも本物さながらに再現されています。
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紙もおそらく本物と同様の薄い質感。写真の通り、頑張れば文字も読めます。
学研の図鑑 図鑑型ミニチュアフィギュアチャーム
メーカー:バンダイ
発売時期:2022年10月
価格:300円
全10種
図鑑は読めないがラインナップの多さが魅力
こちらもバンダイから発売の商品。厳密には豆本ではなくミニチュアなので図鑑は読めませんが、動物・昆虫などの懐かしいデザイン版が10種と多数ラインナップされており、同シリーズあるいは他の豆本と組み合わせてのディスプレイが楽しくなる商品になっています。
本物さながらの紙製カバーも付属しており、外見のリアルさも十分なレベルです。
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こちらは植物。世代によっては懐かしさも感じるデザインですよね。
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紙製カバーを外すと図鑑が出てきます。
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残念ながら図鑑はプラスチック製ですので、あくまでミニチュアとして楽しむアイテムになります。
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こちらは顕微鏡観察。
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ふたつ並べると一気に雰囲気が出ますね。
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積読状態。実際のサイズ感とはどうしても差が出ますが、数が増えたら並べるだけで素敵なディスプレイができますね。
そもそも豆本とは?
日本、海外問わず古くから親しまれる娯楽品
日本における豆本の歴史は約200年前、江戸時代から始まります。当初は“馬に乗りながらでも読める本=馬上本”として考案されたもので、そこから娯楽品として広まっていきました。その後の第二次大戦後には1度目の全国的なブーム、続いて高度経済成長期には2度目のブームが起きています。
また、西洋では日本に先がけて16世紀に、中国ではなんと約1,500年前にその歴史が始まっており、どの国でも古くから人々に親しまれていたことが伺えます。
どこまでも小さくなっていく豆本
印刷技術の発展に伴い、豆本は世界各国で50年ほど前からいかに小型化できるかが競われています。記録に残るところでは本のサイズが5.5㎜から始まり、3.5㎜、2.1㎜…とどんどん小さくなっていき、2013年には日本の印刷会社、凸版印刷が本のサイズ0.75㎜・文字サイズ0.01㎜という驚異の豆本を製作し、ギネス記録にも認定されました。こちらは東京都文京区の印刷博物館で展示され、タイミングが合えば30,000円程度で購入できることもあるそうです。
まとめ
今回は豆本(まめほん、まめぼん)の世界と題して、ガチャガチャの豆本商品の紹介とそもそも豆本とは何かについて紹介しました。
ガチャガチャ商品でも近年は驚きのクオリティを持つ豆本が販売されており、今後も雑誌から辞書まで、様々な面白い商品が登場してくることは間違いないと感じています。
並べて楽しむも良し、中身の出来を見て驚くも良し、更には実用的な使い方ができるものまでありますので、気になった方はぜひ購入して楽しんでみてください。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!
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